ラトゥールをさぐるメモ

ラトゥールについてのメモです。情報の正確性は保証しません。

 

・ラトゥールについての文献

春日直樹(かすが・なおき)編 , 2011,『現実批判の人類学 —— 新世代のエスノグラフィへ』世界思想社 .

春日直樹(かすが・なおき), 2016,『科学と文化をつなぐ —— アナロジーという思考様式』東京大学出版会

 

久保明教(くぼ・あきのり)

http://anthropology.soc.hit-u.ac.jp/akinorikubo/

「人類にとってテクノロジーとはいかなるものであり/いかなるものでありうるか」をテーマとして、文化/社会人類学、科学技術論、記号論現代思想などの観点を交差させながら、ロボット開発/受容、AI技術/言説、家庭料理、デジタルゲームなどを対象とした研究を行っています。

非還元の原則:還元可能であることも還元不可能であることもない

「世界を制作=認識する――ブルーノ・ラトゥール×アルフレッド・ジェル」から

存在者同士の関係から、すべては物質かつ記号であるといえる。

アマゾンの森林研究によって世界から言語への一方向的な指示の否定が示される。

パストゥールの乳酸発酵素の報告において、不在、感覚、「行為の名前(a name of action)」、行為の源泉と移っていく

全体の暫定的確定という問題

 

・松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)

http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~kmatsu/

・ラトゥールと社会学

三上剛史(みかみ・たけし), 2019, 「「社会」の学とアクター・ネットワーク理論― モナドジーとモノの理論 ―」追手門学院大学社会学部紀要13: 11-29. 

https://www.i-repository.net/contents/outemon/ir/402/402190302.pdf

ルーマンのシステム論でむすびつけられるのではないかという仮説。

 

ギギ・ファビオ, 2011, 「行為者としての「モノ」──エージェンシーの概念の拡張に関する一考察──」同志社社会学研究15: 1-12. 

https://eprints.soas.ac.uk/17996/1/Gygi%20Things%20as%20Actors%20Japanese.pdf

モノの行為を、それがなければ人がなにをするかで測れると考えるラトゥール。

 

加藤隆雄(かとう・たかお), 2021, 「ミクロ―マクロ問題を組み直す―ブリュノ・ラトゥールと ANT―」南山大学紀要『アカデミア』人文・自然科学編21: 75-90.  

https://eprints.soas.ac.uk/17996/1/Gygi%20Things%20as%20Actors%20Japanese.pdf

『社会的なものを組み直す』(2005)

ラトゥールはジンメルを継承して関係を扱う。

「ラトゥールは,「社会学を,「社会的なものの科学」と定義するのではなく,つながりをたどることと定義し直」し,「社会的」ということを「それ自体は社会的でない事物同士のある種の結びつき」と定義し直すのである。」(84)


以上 2022/7/7